私は元々、高校時代は日本史よりも世界史の方が好きだし得意だったのです。
そんな私が、日本史への興味を高めたのは、むしろ大学に入ってからのことです。
高校時代、世界史を学ぶことを通じて、世界で起きた数多くの戦争のことを勉強し、人が殺し合う悲惨さに心を傷めました。当時はまだ米国とソ連の冷戦の真っただ中で、いつ第三次世界大戦が起きるかもわからないという時代でしたので、将来は外交官になって、戦争を止めるために力を尽くしたい、などという大それた夢を持つに至りました。
そして、外交官になりたいとか考え始めると、その視点は日本人としての外交、ということになるわけですが、私は日本人なのに、世界の中での日本の役割とか価値って何だろう、とか、そもそも日本人ってどういう民族なんだろう、とかって、自分は全然わかってないな、とつくづく痛感しました。
そこから、日本人の根源に関わることに興味を持ちまして、大学入ってから、日本人の起源とか、日本語の起源とかに興味を持ち始めて、そのことについて、本屋さんで歴史の本を買って読んだり、大学の図書館とかで本を漁ったりして勉強を始めました。当時はインターネットのような便利な媒体がありませんでしたし、大学の専攻も歴史ではありませんでしたので、とにかく知りたいことについての本を探しました。
そういう経緯なので、私は、日本史と世界史を相互に関連づけて考えています。
「歴史芸人」活動は、今は成り行き上、日本史についてばかりですが、いずれ世界史も材料として取り上げたいと思っていますし、日本史を外国の方々に伝えるということにも挑戦しようと思っています。
私は片言ではありますが、英語と韓国語が使えますので、自分の口で、自分の筆で、直接コンテンツを届けたいと思っています。
