日本史の中で一番魅力を感じる人物

元々、古代史や神話が好きでしたので、その観点からは、スサノヲ、卑弥呼にすごく惹かれますね。
この両者のバックグラウンドになる勢力が何であったのか、については、今後、通説を覆すような発見があると思っていますし、私自身もそれを発見すべく探求中です。
あと、日本の草創期については、奈良盆地の南西部に位置する葛城勢力に関心があるので、武内宿禰、葛城襲津彦、蘇我馬子に強い関心を持っています。
葛城勢力は、のちに権力の中枢から排除されてしまうために、彼らの事績については抹消されている部分があると思います。ですので、その復元を試みたいですね。それから、説明が長くなるので詳細はここでは触れませんけど、葛城勢力のシンパであると私が見立てているところの天武天皇、ですね。その他には、正統な歴史から大方抹消されて辛うじて痕跡だけが残っている忌部氏にも関心があります。以上で共通するのは、より精緻な古代史を復元したい、という思いが私には強くある、ということは言えると思いますね。 古代以外では、先見性がありすぎたために、また、それを導入するパワーが強すぎたために、同時代の人から理解されずに結果的に排除されてしまった天才政治家、という存在に興味を持っています。具体的には、聖徳太子、平清盛、足利義満、織田信長ということになります。かれらの政治人としての晩年や最期は、共通してある意味において不遇です。つまり、自分で構想した統治プランを完全に実現する前に死を迎えることになってしまうわけです。もし、彼らの構想が完遂されたなら日本はどうなったのか、を考えると、とてもワクワクして楽しいです。

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