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日本史の中で好きな時代

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もともと、日本人の起源とか日本語の起源とかに興味をもっていましたので、昔から興味を持っていた時代というのは、どちらかというと古い時代です。

先史時代から始まって、縄文時代以降、奈良時代までのことを考えるのが好きでしたね。
古代でも、平安遷都以降の関心は薄かったですね。
あと、それは歴史の範疇ではないと言われるかもしれませんが、日本神話に強い関心があります。
神話には、一定の史実が反映されているし、歴史学的な価値はある、という認識を私は持っているんです。

古代の次に深い関心を持ち始めたのは中世ですね。鎌倉時代・室町時代になります。地味でインパクトが薄い時代ですし、元々は私の理解も浅かったのですが、調べれば調べるほど面白く、日本人の価値感・思想を知ることは、中世を理解することが近道だな、と思うに至っています。
私は現在、YouTubeで「いま!歴史はムロマチ」というコンテンツを連載しているんですが、よろしければ、ぜひぜひご覧頂けますと幸いです。
これによって、中世ファンが少しでも増えてくれるとよいなあ、と思っています。

また、政治制度や社会制度に関しては、江戸時代を見直すべきだな、と強く感じています。
制度やシステムの面では、江戸時代の完成度は相当高いと見るべきだと思います。
260年間の長きにわたる平和統治は伊達ではないんだ、と思いますね(まあ確かに伊達ではなくて徳川、ですが)。
「御一新」以降の明治政府は薩長勢中心で運営されましたが、彼らは関ケ原の戦いでは負けた側でしたし、徳川将軍家の築いた価値を否定したいあまりに、そういった「江戸システム」の延長という選択を敢えて取らず、多くの部分について、西欧のシステムに入れ替えましたよね。
でも、実はそれが当時の唯一の選択肢ではなくて、「江戸システム」を温存したままでの近代化も可能だった、と私は認識しています。
現代の日本の直面する課題において、いや世界が直面する課題においても、「江戸システム」の再評価は一定の意味があると思います。

私はかくのごとく、結果として、どちらかというと地味な時代にスポットライトを当てています。
実際、日本史で取っつきやすいのは、戦国や幕末なのですけど、そこじゃないのです。
戦国・幕末も好き、ですけどね。

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