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歴史に興味を持ったきっかけ

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私、いまは「歴史芸人」などと名乗っていますが、歴史は苦手科目だったのですよ。
中学生の頃は、英語が好きで得意科目だったのですが、暗記科目が嫌いな上に、社会科を学ぶ価値を感じなかったので、興味が湧かなかったんですね。

そんな私が歴史に興味をもつようになったのは、高校の時の世界史の先生が面白かったことがきっかけなんですよ。
当時、私の学年だけ世界史が「代打」の先生で、高校がミッション系だったこともあり、神父さまだったのですね。
しかも、元スペイン人で日本に帰化した神父さまでした。
その先生の、たどたどしいけども一生懸命に日本語で伝えようとする真摯さに打たれたんですよね。
真面目に話してるから、真面目に聞いてあげないと、と思いました。

さらに、私の興味を掻き立ててくれたのは、先生の超主観的でバイアスのかかった授業でした。
先生は指定の教科書は一切使わず、捨てろとおっしゃって、自著(がんばって書いた日本語)をみんなに配って教科書にしたんですね。
それだけでもびっくりでしたが、さらに、母国スペインゆかりのハプスブルク家の歴史に費やす時間ばかりが極端に長くて、そして、強烈にカトリック寄りでプロテスタントをひたすら批判していたんですね。
これでは絶対に大学受験対応にならないことはまちがいないし、先生の授業をバカにする同級生が多かったですが、私は、それをきっかけにハプスブルクの歴史を深掘りしたんですね。そしたら、それがすごく面白かったんです。

この経験によって、僕にとって歴史は退屈な暗記科目ではなくなりました。
自分で地図や図表を描いて整理しながら、歴史事件の因果関係や隣接地域との相互の影響を考えながら理解する勉強の仕方を知りました。
そしたら、歴史の点数が上がり始めて、歴史が得意科目になったんです。

いまでも、感謝しています。I先生。

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